規則充塡構造の基本をなす最小単位で,その中に一個の球粒子と,それに付随する空間の体積が含まれる。代表的なものとして,立方配列(空間率 ε = 0.476,粒子配位数 Nc = 6),正斜方配列(ε = 0.395, Nc = 8),くさび型四面体配列(ε = 0.302,Nc = 10),菱面体配列(ε = 0.259,Nc = 12)などがある。これらの各ユニットセルの粒子配位数,空間率,各粒子中心を結ぶ直線のなす角度 α,β,γ や,各ユニットセルの右側面(β の書かれた面)が底面となす角 θ などが幾何学的に決定される。
→ 規則充塡,立方配列,菱面体配列
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/8/23