溶融造粒
melt granulation, melt cooling granulation
溶融状態にある物質を冷風中に噴霧(噴射),または冷却ベルト上に滴下して固化させ,球状または半球状の造粒物(プリル,顆粒,ビーズなど)を製造する造粒法である。代表例をあげると,噴霧冷却造粒法では基本的に噴霧乾燥装置における乾燥空気を冷却空気にして,溶融液の噴霧と冷却固化により球状粒子を生成する。この造粒法はプリル塔による尿素の大量造粒,金属の球状微粒子化での噴霧冷却造粒,そのほかに多用されている。また,この種の方法は水中または油中で操作することもある(非溶解性物質)。スチールベルトフレイカーは,スチールベルトの下面から冷却(例:噴霧水)し,その上表面に滴下した溶融液の冷却固化後,ベルトの折り返し部ではく離して半球状の造粒物(またはフレーク)が得られる。なお,広義には押出機によるプラスチック類のペレット化(ダイス出口で水冷,カット)も含まれる。
→ 噴射造粒装置
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