粉体工学用語辞典 powderpedia: Glossary of Powder Technolog

一般社団法人粉体工学会

ラグラジアン変位

Lagrangian displacement

 流体中の粒子軌跡に沿って,ある出発点から $t$ 時間後の粒子の移動距離をラグラジアン変位 $y(t)$ という。流体中の粒子(仮想流体粒子を含む)の広がりを表わすので,乱流中の運動の場合,その変動による粒子の広がり,すなわち乱流拡散と直接に関係する物理量である。乱流中のラグラジアン変位の変動値の 2 乗平均値 $\overline{y'(t)^{2}}$ が明らかになると次式によって乱流拡散係数 $\varepsilon (t)$ が求まる。 $$ \varepsilon(t) = \frac{1}{2}\frac{\overline{\partial y'(t)^{2}}}{\partial t} $$

→  ラグラジアン乱流速度ラグラジアン相関係数乱流拡散乱流拡散係数

執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/06/17

【広告】

  • 粉体工学用語辞典の一部の頁で,数式を表示するためにMathJaxを利用しています。
  • 数式がうまく表示されない場合は:
    • JavaScriptを有効にして下さい。
    • ブラウザを変更すると見えるようになる場合があります。
    • ブラウザに依っては数式を右クリックすることで「設定」メニューを呼び出せる場合があります。「Math Settings」→「Math Renderer」から別の設定を試してみて下さい。