粉体工学用語辞典 powderpedia: Glossary of Powder Technolog

一般社団法人粉体工学会

ラプラス・ヤングの式

Laplace-Young equation

 曲率をもった液体内部に生じる圧力を算定する式。半径 r,表面張力 σ の液滴を例にとると,液滴内の圧力 P は,P = σ r-1 で表せる。このように,液体表面が凸の曲率をもつときには正圧となるが,凹面の場合には曲率半径が負となって負圧となる。液架橋のように液表面が凸と凹からなる複雑な曲面を形成する場合には,両者の圧力の和となる。液架橋では凹面の曲率のほうが凸面のそれより小さくなるため,結果として液内が負圧となり液架橋付着力が生まれる。

→ 液架橋付着力

執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/8/27

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