LaMer と Sinclair が開発した蒸発—凝縮型の単分散粒子発生装置。図はその原型である。放電により生成した核を含む空気とバブリングによって発生した試料蒸気を混合して,再加熱部に送り,冷却によって生成した過飽和蒸気を核に凝縮させ,単分散粒子を得る。温度を厳密にコントロールすることにより,幾何標準偏差 1.1 以下のきわめて粒子径の揃った粒子の発生が可能である。キャリアガス流量,ポイラー温度を調整することにより,粒子径を約 0.1 µm から数 µm の範囲で変化させることができる。粒子用物質としては,DOP,DBP,ステアリン酸などが用いられる。
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/8/23