リッティンガー数
Rittinger's number
粉砕に消費された仕事量は生成した表面積に比例するとした粉砕仕事法則の一つであるリッティンガーの法則の比例係数の逆数である。[m2 J-1] の次元となり,粉砕仕事量当たりの生成表面積であるので粉砕抵抗を表わす指標の一つである。同一物質においても粉砕条件,同一条件においても粉砕の進行程度すなわち砕料の大きさなどによって異なる値を示すことがある。リッティンガー数は固体の表面エネルギーの逆の次元をもつため,粉砕効率の理論的考察において一つの基準として使うことができる。
→ リッティンガーの法則,
粉砕抵抗,
破砕表面エネルギー,
固体の表面エネルギー
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