粒子間付着力
inter-particle adhesive force
粒子・粒子間に作用する付着力。粒子・壁面間に働く付着力も同様に扱える。粉体層の付着力や粒子の凝集の原因となるが,単一粒子を基準として扱う場合,特に粒子間付着力という。ファンデルワールス力,静電気力,液架橋力が代表的な粒子間付着力と考えられている。ファンデルワールス力は物質間では必ず働く普遍的な力である。静電気力は主として粒子が帯電しているとき作用する力であるが,帯電していない粒子でも接触帯電による付着力が生じる。液架橋力は,粒子・粒子間には液が凝縮あるいは残存している場合に作用し,湿度 100 % ではない空気中でも粒子間には液架橋ができうることに注意が必要である。
→ ファンデルワールス力,
静電付着力,
液架橋付着力,
付着力
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