粉体層の光の反射率,透過率を求める方法の一つ。粉体層内を進行する光は粒子内部を通るときは吸収を受け,粒子界面で散乱(反射)を受けるが,粒子層別法では粉体層を単粒子層に分けて,単粒子層について反射と吸収を考え,結果を加え合わせることによって粉体層全体の反射率,透過率を求める。
無限に厚い粉体層の反射率 $R$ は,
$$
R = r\left[ \frac{(1-r)^{2}e^{-2aD}}{aD - \ln (1-r)} +1 \right]
$$
で与えられる。ここで,$D$ は粒子径,$a$は吸収係数,$r$ は単粒子層による反射率である。これをジョンソンの式という。
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/06/20