ある有限の空間，たとえば各種粉粒体処理装置の内部に流入した粒子が，流出するまでにその空間にとどまっている時間を滞留時間（residence time）という。一般に装置内の流動状態には不規則性があるため，たとえ同時に流入した粒子群でも流出時には個々の粒子は様々な経路をとるために滞留時間に分布が生じる。この分布関数によって装置の特性を評価できる。

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