流体透過法
penetration method
粉体が充塡された層を透過する流体の圧力損失 $\varDelta P$ が,粉体の比表面積 $S_{\mathrm{v}}$ と式 (1) の関係があり,さらに粒子が球形であれば,$S_{\mathrm{v}}$ と粉体の平均比表面積径 $x$ の間には式 (2) の関係があることを利用して比表面積径を求める方法である。
\begin{align}
& S_{\mathrm{v}} = \sqrt{\frac{\varepsilon^{3}}{k \mu L (1-\varepsilon)^{2}}\cdot \frac{\varDelta P}{u}} \tag{1} \\[7px]
& x = \frac{6}{S_{\mathrm{v}}} \tag{2}
\end{align}
ここで,$k \fallingdotseq 5$ は Kozeny 定数,$L$ は粉体層厚さ,$\varepsilon$ は空間率,$u$ は流体の空塔速度,$\mu$ は流体の粘度である。
測定方法としては,(1) 一定流速で圧力損失を測定する,(2) 一定圧力差で一定量の空気を透過させ,透過に要した時間を測定する,(3) 一定量の空気を透過させ,透過に要した時間を測定する,などの方法があるが,3番目の方法がブレーン法として最も広く用いられている。
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透過法
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