一般に粒子の大きさをいう。粒子の大きさを表現する方法には,重さや体積,表面積,沈降速度など種々あり,その次元は必ずしも長さの次元[L]とは異なる。粒度を円や球の直径に相当させて長さの次元に換算したものを粒子径(particle diameter)という。実際に粒子の大きさを測定するには種々の原理があり,必ずしも粒子径(長さの次元)が測られているわけではないので,粒子の大きさを測定することは粒度測定と称されてきた。しかし,最近では,ほとんどの測定装置のデータは最終的には粒子径に換算されて表示され,粒子径計測と呼ぶようになった。
→ 粒子径
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/8/8