流動層造粒装置
fluidized bed granulator
熱風による流動化粒子群に溶液,懸濁液などの噴霧液滴を与え,乾燥条件下で被覆造粒を行う場合に多く利用され,直径約 150 µm 以下の粉体では同様の方法で凝集造粒される場合が多い。流動層造粒装置にはその目的に応じ噴霧ノズルの位置と方向に関し種々の組合せがある。一般に粉末を凝集造粒するには,微粉末を少なくすることを目的として流動層の上部にノズルを下向きにセットする。他方,顆粒や錠剤などのコーティングを目的とする場合は,霧化されたコーティング液のロスを減らすため層内または層下部から噴霧するケースが多い。この場合,両者とも噴霧ノズルの位置が適当でないと,流動粉末が壁部やノズル先端部に付着するので,流動層造粒において噴霧ノズルの位置はきわめて重要である。
→ 流動層
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