粉体の流動性の評価法の一つ。粉体層の破壊包絡線に接し,原点を通るモールの応力円の最大主応力を $f_{\mathrm{c}}$ とし($f_{\mathrm{c}}$ は単軸崩壊応力),粉体層のかさ密度(嵩密度)を $\rho_{\mathrm{B}}$ としたとき,流動度は,
$$
Fl = \frac{f_{\mathrm{c}}}{\rho_{\mathrm{B}}g}
$$
で与えられる(ただし,$g$ は重力加速度)。$Fl$ は単位断面積をもつ粉体柱が自立できる最大の高さを表わしており,この値が大きい粉体ほど流動性が悪いことになる。
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破壊包絡線,単軸崩壊応力
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/06/22