生産ラインなどの現場において粉体粒子の大きさを計測する方法。古くから自動ブレーンメーターや,ラインで粉体を直接分級して粗粉と微粉の割合を求める方法などが開発されている。最近ではレーザー回折・散乱法や,超音波法による粒子径測定装置を適用する方法なども試みられている。しかし,サンプリングをともなうので,サンプリングラインでの沈着・再飛散に注意が必要であり,サンプルの量もライン中の粉体を代表しているかどうかを確認する必要がある。おおまかな粒度を知れば十分な場合は,圧電素子を利用する方法が検討されている。
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/8/1