粒子径分級,粒度分級
sizing, size classification
同じ密度をもつ粉粒体を粒子径によって,二つまたはそれ以上の粒子群に分ける操作をいう。方式としては乾式と湿式があり,ふるい分け(篩分け)と風力分級および水力分級に分かれる。ふるい分けの基準として日本産業規格の試験用ふるいは 20 µm ~ 125 mm の範囲で定められている。また風力や水力分級では粒子に作用する力として,流れによる力(抗力,浮力,拡散力),場の力(重力,静電気力,磁力,遠心力,コリオリの力),慣性力,衝突力,摩擦力,付着力などを利用して分級を行う。すなわち,粒子の沈降速度と流体速度の平衡を利用した方法や,粒子が気流を横切る方式などがある。粒度分級の要求としては,ある粒子径以下にする,ある粒子径範囲にする,あるいはある粒子径以上にするなどの場合がある。
→ 分粒,
分級
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