粉体工学用語辞典 powderpedia: Glossary of Powder Technolog

一般社団法人粉体工学会

両性粒子

amphoteric particle

 アミノ基とカルボキシル基など,表面に正負両方の解離基をもつ粒子で,合成ラテックス粒子などでみられる。この粒子の正味の電荷は,溶液の pH により制御される。アミノ基,カルボキシル基を合わせもつ粒子の場合,低 pH ではアミノ基に H+ が付加され正に,高 pH ではカルボキシル基から H+ が引き抜かれ負に帯電し,その中間には電荷零点が存在する。タンパク質も似た特徴をもっている。

→ 電荷零点帯電(液相中)

執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/7/26

【広告】