ルイスの式
Lewis's equation
化学工学の最初の教科書といわれている W.H.Walker, W.K.Lewis, W.H.MacAdams らによって 1923 年に初版が発行された「Principles of Chemical Engineering」の中で,著者の一人の W.K.Lewis が粉砕仕事法則に関する 1867 年に発表されたリッティンガーの法則,1883 年に発表されたキックの法則をまとめて粉砕仕事量 $E$ と粒子径 $x$ の変化を次式の微分式で表わした。
$$
\mathrm{d}E = -cx^{-n}\mathrm{d}x
$$
上式を $n=2$ で積分するとリッティンガーの法則,$n=1$ で積分するとキックの法則にそれぞれなる。その後 1952 年に発表されたボンドの粉砕理論も含めて使われるようになった。上式で $n=1.5$ としたのがボンドの粉砕理論である。粉砕に要する仕事量に関する研究の出発点になり検討され続けられている式である。
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粉砕仕事法則,リッティンガーの法則,キックの法則,ボンドの粉砕理論
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