小型成形体の量産のために医薬品,食品,セラミックスなどに汎用されている回転式圧縮成形機。回転テーブル周辺に臼杵を多数設け,粉粒体の供給,充塡,圧縮,錠剤の放出,排出を順次行うようにホッパー,充塡装置,擦り切り装置,圧縮ローラー,スクレーパーを配置し,杵の上下動などを制御して錠剤を製造する機械。生産性を高めるため高速化が図られているが,粉粒体の供給,充塡が追従できなかったり,粉体の粘弾性のため高速圧縮できなかったりするため,テーブルの周速度には限界がある。
→ ロータリーフィーダー
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/6/24