ワーク・コーラーの式
Work-Kohler's equation
あらかじめ測定した1本の回分沈降曲線から,初濃度が同じで初高のみ異なる場合の沈降曲線群を求めるための実験式。すなわち初高 $H_{\mathrm{a0}}$ および $H_{\mathrm{b0}}$ の沈降曲線の間には,次の実験式が成立する。
$$
\frac{H_{\mathrm{a0}}}{H_{\mathrm{b0}}} = \frac{H_{\mathrm{a}}}{H_{\mathrm{b}}}=\frac{t_{\mathrm{a}}}{t_{\mathrm{b}}}
$$
ここで,$H_{\mathrm{a}}$ は初高 $H_{\mathrm{a0}}$ における沈降曲線 $a$ 上の時間 $t_{\mathrm{a}}$ における界面高さであり,曲線 $b$ についても同様に定義される。この関係は定速および減速沈降期間で近似的に成立するので,小規模な実験の結果をスケールアップするのに便利である。
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沈降曲線
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