直径 5 ~ 6 cm,長さ 1 m 程度のガラス管の下部を直径 1 cm,長さ 10 cm 程度に絞った管であり,一斉沈降法で粒子径分布を推定するための装置。分散媒をガラス管内に満たし,試料粉体あるいは懸濁液を上部に注ぎ,下部の細い管に堆積してくる粒子の高さの時間的増加を測定する。沈降法としては簡便な方法であるが,試料粉体の分散方法や,沈降堆積が粒子径に依存しないと仮定する点に問題がある。比較的粗い粒子で,分散の容易な試料に適している。
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沈降法
執筆者:粉体工学用語辞典
更新日:2021/05/24