粉体工学会

粉体工学会の概要

粉体工学とは“粉”に関する研究や技術の開発を行う学問分野です。粉体の物理的・化学的基礎特性の研究と、粉体に関する工学的試験・計測、それを基礎とした粉体の製造、処理操作と装置などを対象としています。

この分野は、これまでは経験的な手法の積み重ねに頼りがちで、工学的に未解決な問題が多く残っておりました。したがって、これからはつねに基礎的な実験あるいは解析に立脚した研究を進めてゆく基礎部門担当者と現場技術者との密接な協力が必要です。

このために、粉体に関わりを持つ科学者、技術者の討論と研鑽の場としての粉体工学会があります。この粉体工学会は、昭和31年に発足した中部粉体工学研究会が昭和32年に粉体工学研究会に改称し、さらにその内容の充実にともなって、昭和53年に学会に改称したものです。本会では毎年春秋の研究発表会や夏期シンポジウムなどの各種行事を行います。会誌『粉体工学会誌』は、粉体工学に関する学術雑誌としては、世界で最も長い歴史を持つユニークな存在であり、また英文誌『Advanced Powder Technology』も刊行されています。

粉体工学は、本会のあゆみと同様に新しい学問分野でありますが、最近の発展はめざましいものがあります。しかし技術の進歩による高品質・高精度化と、合理化の情勢の中で、粉体に関する要求もますます高度なものとなってきています。このような新しい技術的要求にも対応できるように、粉体工学会では会員相互の学術、技術ならびに経験を交換して粉体に関する知識の向上と発展をはかり、関連学協会と密接な連携をとりながら、生きた学会活動を積極的に続けています。 粉体に関わりのある、あるいは関心のある方々が一人でも多く粉体工学会に加入されることを期待しています。